吉田潤喜,著書,おすすめ,ビジネス書

吉田潤喜さんをご存知でしょうか?

テレビでもよく取り上げられるので、ヨシダグルメソースの創業社長と言えば、思い出される方も多いでしょう。

若くして渡米し、密入国者となってしまい、ひょんなことから空手の師範。

弟子にふるまったソースが好評で販売。

新鋭企業であったコストコを通して全米販売。

また、知られざるところは、あのナイキのアジア運送部門を一手に引き受けています。

若き社長が吉田潤喜さんの空手の弟子だったとか。

人を儲けて、お金がついてきちゃった、ということでしょうか。

4才で片目を失明

吉田潤喜さんは、テレビで何度も特番に出演している有名人。

明るくて破天荒であのアメリカで大成功した超人、というイメージがあります。

しかし、その出発点は非情なコンプレックスからのスタートだったようです。

京都で生まれ、4才で片目を失明し、無慈悲ないじめに遭い、世を恨む。

その中で空手という戦う術を身に着けます。

吉田少年は、強さこそが自らの証明となりました。

自負心、自信、そしてチャレンジ。

若い吉田少年はアメリカへの憧れをいだき、チャレンジします。

もちろん、片道きっぷ。

19才の決断の無鉄砲さ、破天荒ですね!

ヨシダグルメソースの実演販売

在留期間が過ぎ、不法移民状態になった吉田潤喜さん。

最底辺の日雇い仕事で日々を過ごします。

不法移民の取り締まりが厳しい折、なんとか許可を得るために、無理を押し通す日々。

その熱意が人を動かします。

グリーンカードを勝ち取り、空手のコーチとして町道場を開きます。

またまた人との出会いで大学の空手コーチに就任します。

この辺は、もうマス大山を思い出すエピソード。

マス大山と違うのは、ビジネス界へと進まれたことなんでしょう。

シアトルという場所がそうさせたんでしょうか??

吉田潤喜さんの熱意、熱意、熱意

吉田潤喜さんは、空手の弟子たちにふるまったソースが好評で、それを販売することを思いつきます。

道場の一角で作っていたソースが、それでは間に合わない人気に。

そして販路を拡大、となったところで壁にぶつかります。

売れない。

誰もヨシダグルメソースを知らない。

知らないものは、買えない。

そこで、実演販売を思いつきます。

おもしろおかしく、そして口に入れさせれば、こっちのもの。

1本売れ、2本売れ、爆発的に売れていきます。

吉田潤喜さんの反骨精神がイカシテます。

テリヤキソースとして売れば、アメリカ人も既知のソースでもっと楽に売れただろう。

でも、テリヤキソースとして売ったら、アジアンコーナーで販売されてマイナーなまま、終わっただろう。

俺は、ヨシダグルメソースとして売り続け、ケチャップと並ぶ、いちジャンルとしてアメリカ人の食卓に並ぶソースとして売った。

熱いなぁ!

熱意って、やはり熱意のある人は分かります。

まだ若きコストコ社が吉田潤喜さんを見出し、店の一角をヨシダグルメソースのコーナーにしたそうです。

全米展開した時、まだまだ地域ローカルの人気ソースだったので、アウェイでは全然売れなかったそうです。

それでも、絶対、売り場からはヨシダグルメソースを外さなかった、とか。

「吉田潤喜の大きくなる姿を見たかった」とコストコ社の社長が言ったそうです。

熱いなぁ!

熱意、熱意、熱意、と伝播するんだな!

おすすめビジネス書吉田潤喜著「人生、金儲けやない、人儲けや!」の感想

吉田潤喜著「人生、金儲けやない、人儲けや!」は、およそ1時間で読了できるでしょう。

痛快なドラマを読むように、ページをめくれると思います。

人との出会いは、天運なのか、と思えるような出会いで吉田潤喜さんは救われます。

こういう天運が、彼の人生の中で何度も現れることが、私にとって学びです。

熱意、熱意、熱意を通したところに何かが救う。

こういうことが起こってこそ、本物の熱意なのかな、と。

運が良い、と思うことは勝手ですが、それで片付けてしまったら、この本から学びがないんじゃないでしょうか。

アラフィフの経営者の皆さん、もう一度、心にガソリンという時には、本書はあなたのエンジンを再点火してくれる良書だと思います。

熱くなりませんか!

 

追伸
あれ?まだAmazon販売前だったのかな。

リンクが作られ次第、ご紹介します!