アウトドアブームです。
アニメ&ドラマ「ゆるキャン」や、YouTuberのヒロシさん、ソータローさん等々のチャンネルを見て、「キャンプをしてみたい」という方が増えているようです。
先日、偶然喫茶店で隣り合ったお客さんが、アウトドアグッズメーカー「SOTO」の関係者の方でお話したら、空前のアウトドアブームで大変お忙しいとか。
さて、インタビュー番組「恵那のスター列伝」では、飯地高原自然テント村管理人の加納夫妻に登場頂きました。
全国的なアウトドアブームの中、飯地高原自然テント村も凄いんですよ。
名古屋から岐阜県恵那市に移住された加納夫妻
加納夫妻は、名古屋市にお住まいでした。
お二人共、アウトドアが大好きで飯地高原自然テント村にも、客として宿泊していたそうです。
何度かの宿泊で、地元の方とも交流があり会話の中で、「このキャンプ場をやってみないか?」と声をかけられるのです。
飯地町の町内会で運営していたテント村でしたが、高齢化で運営も難しくなってきた折でした。
テント村も恵那市の指定管理を受けて民間事業者へ事業を託したいタイミングだったのです。
「いつかはキャンプ場を開けたら、と思っていたので降ってきたような話しだったけど前向きに考えちゃった」そうです。
そして即断。
キャンプ場の管理人として移住することを決断されました。
恵那市飯地町の皆さんの暖かい歓迎
恵那市飯地町をご紹介しましょう。
恵那市の北部に位置し、峻厳な峠を昇りきったところが飯地町です。
標高600m、自然豊かな場所です。
夜は満天の星空が覆い、ホタルも舞う、大自然。
また冬は大変厳しくマイナス15度もざら。
厳しい自然の中で人間の知恵で珍しい保存食が生まれました。
「スルメの麹漬け」、「油揚げの醤油漬け」、「芋ごねかい餅」
恵那でもこの地域しか食べられていない保存食で、大変美味しいのです。
また、関ヶ原の戦いで破れた飫肥藩(今の宮崎県日南市周辺)を治める伊東家の次男(豊臣方、長男は徳川方)が逃げ延びた地でもあります。
さて、加納夫妻に話を戻しましょう。
「キャンプ場の管理人にならないか」と飯地町の方々に声をかけられて即断。
移住を決意すると、飯地町の皆さんは「若い二人が移住してキャンプ場をやってくれる」ということに感激。
暖かく移住者を迎い入れてくれたそうです。
飯地高原自然テント村をリノベーション!繁盛キャンプ場に
飯地高原自然テント村管理人として、移住してもすぐには収入にはならなかったそう。
実は、このキャンプ場は夏オンリーの季節営業キャンプ場だったのです。
夏のわずか数ヶ月のみの営業で、とても安定した経営にはならない状態。
そこで通年営業をするためのチャレンジが始まります。
恵那市も、通年営業が出来るようにログハウス型キャビンを4棟新築。
すべてに薪ストーブをつけて、キャンパーは豊かな冬の夜を過ごせます。
また折しもアウトドアブームの波もあり、冬の厳しい自然を体験したいソロキャンパーも集まります。
初めての通年営業は、大変なにぎわいとなりました。
課題もたくさん見つかった、と言いますが、チャレンジが素晴らしいですよね。
顧客台帳を見ると北海道や東京、大阪など日本中からこの飯地高原自然テント村に来てくれました。
故郷恵那を全国的に広めてくれているキャンプ場なのです。
大規模フェスも実現し、キャンプ場ポータルサイトでも人気のキャンプ場になってきているのです。
移住者だからこそ見える恵那と飯地の良いところ
加納夫妻は、飯地町の皆さんと溶け込んで生活しておられます。
村のイベント?かな、炭焼にも参加。
自分で作った炭で、お客様にバーベキューをして貰いたい、と考えているそうです。
炭焼は大変な技術のいる作業で、ベテランさんに教わることばかりだとか。
技術の伝承を受けているようです。
また、飯地町は野鳥の宝庫だとか。
野鳥を見る散歩コースを開発して、人気だそうです。
元々あった飯地町の素材を、加納夫妻はどんどん料理してくれています。
飯地町の良い所がどんどん、二人のおかげで際立っていきます!
素晴らしいお二人です。
お二人の人生をインタビューで感じてみてください。
ユーチューブの再生リストで10分インタビュー*7本のロングインタビューです。
恵那のスター列伝 飯地高原自然テント村管理人
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