脳卒中からの軌跡の復活。
その体験手記を書かれた堀尾憲市さん。
昨日、偶然お会いして詳しくお話することが出来ました。
脳卒中、半身不随からわずか1ヶ月後には、脚立に昇って大工仕事をするくらい回復された奇跡のお話。
そして、その奇跡は堀尾憲市さんだけでなく、どなたにも起こせるというのです!
脳卒中で脳が壊れるのは5%
脳卒中は、脳血管が詰まる脳梗塞タイプと、脳血管が破裂する脳内出血と2種類あります。
脳に酸素が行かなくなり、機能停止することで、身体の自由を失います。
堀尾憲市さんは、脳内出血を起こしました。
中津川市民病院に担ぎ込まれ、左半身不随となりました。
病院のリハビリと別に、自分独自の脳リハビリを開始。
それは、「脳は健康な人でも5%しか使っていない。残り95%もあるんだから、そちらの機能を使えば動くようになるのではないか?」という仮説を立てたそうです。
『名医も認める奇跡の回復法』 2016年8月16日(火)19:00~20:53 テレビ朝日
脳卒中で諦めるのは早い、と堀尾憲市さんは言いました
「動け、動け」と動かない方の指に念じます。
なんと、2日目で不随のはずの指がわずかに動いたそうです!
この成功体験が、堀尾憲市さん独自の脳リハビリに傾倒させていきました。
そして1ヶ月あまりで半身不随を卒業してしまったのです!
使っていない脳に、OS(オペレーションシステム)をインストールして、手を動かすアプリ、足を動かすアプリを順番にインストールしていった、と自身の体験をパソコンに例えて教えてくれました。
「何十年、麻痺していたとしても、絶対、諦める必要はない!」
柔和でかつ真剣な眼差しで、伝えてくれました。
人間の自己治癒力は半身不随をも治してしまう、と信じられますか?
堀尾憲市さんは、2冊の出版を経て全国で活躍されています。
わらをもすがるお気持ちで、脳卒中患者さん、その家族が「堀尾憲市さんに会いたい」と求められるそうです。
その求めに応じて、水戸黄門よろしく、全国を回っているうちに宮古島で常駐の教室を開かれています。
堀尾憲市さんは、
「みんなお医者さんから治らんよ、と言われて信じちゃう。だから、手も動かん。動かんものと信じちゃう。そんなことはない。誰でも動くようになる!」
と言います。
ご自身の経験から、脳の能力の偉大さと思い込みの強さを実感されているのでしょう。
言葉だけで身体が硬直し動かなくなることも、言葉だけで身体がほぐれて緩むことも、同じ人間の中で両方、有りえます。
その言葉の周波数だけで、脳が思い込んで身体に作用してしまうのです。
堀尾さんは、絶対、言葉を間違えて使いません。
間違いとは、人間の能力の限界を勝手に決めつけるような言葉のことです。
「バカだ、アホだ、この程度だ、無理だ、できない」
そんな言葉は、自分の脳にも他人の脳にも傷を負わせることをご存知なのでしょう。
良い言葉しか、発しません。
心から、残り95%の素晴らしい脳の世界を信じておられるのです。
堀尾憲市さんの脳の周波数が、脳卒中患者さんの周波数を引き上げてしまうんでしょうね。
「自分の脳卒中も治るんだ」と、思い込んでしまったら、もう奇跡はすぐそこにあるのです。
すごいですよね。
堀尾憲市さんの人間理解が凄いなぁと思いました
堀尾憲市さんは、人間の持つ潜在的な能力、自己治癒力を100%信じ切っておられます。
自分の自己治癒力も、他人の自己治癒力も同じ様に100%信じておられます。
だから、言葉が優しい。
脳卒中患者さんの心の奥底まで、染み込む言葉を使われます。
お忙しい方なので、なかなかお会いすることもできない人ですが、今回のコロナ禍で偶然の長期滞在となった恵那で再開して、長くお話できました。
堀尾憲市さんのお話で、3歳の歩けなかった女の子のお話も印象深かった。
どんだけ検査をしても歩けない理由がない、という3歳の女の子。
脳に障害があるのかも、と、堀尾さんを頼って何百キロと旅をして会いに来られたそうです。
堀尾さんに会うとなぜかヒザの上でコロコロ遊びだして、ヒザの中で立ったそうです。
「どう、見て!立てたよ!」という自慢げな顔で家族をみたそうです。
そして歩いて、今度はジャンプしちゃった。
ご家族は言葉を失ったそうです。
すごいよね。
信じ切るということは、脳から脳へ伝播していくのかなぁ。
不覚にもこの話を聞いて、私も涙が出ちゃいました。
人間を信じ切ると、言葉の理解がまだまだ深くない3歳の子供でも、脳という受信機が直接受け止めるんだろうな、と思います。
もしも、脳卒中で後遺症でお悩みの方、ご家族の方は、堀尾さんの著書を読んでみてください。
また、来月、恵那ローカルのケーブルテレビ、アミックスチャンネルの「恵那のスター列伝」で、私は改めて堀尾憲市さんをインタビューします。
ぜひ、視聴してください。
楽しみです。