「もうすぐ受験なのに、ゲームかユーチューブばかり」
「勉強しなさい、とイライラ怒ってばかり」
中学校のPTA役員やクラブの役員をしていて、保護者同志集まると、こんな会話になります。
ほんと、勉強しないよね~w
でも自分が中学生の頃も、テレビやゲームや漫画に明け暮れていたから、きっとおんなじなんだろうなぁと思います。
親が焦ってもしょうがないかぁ。
中学生、始めての受験なのに子供が勉強しない
中学生になると、最後、高校受験という分岐点があります。
先々を考えると、良い高校に入って欲しい、と親心が出てきます。
「この調子で本当に志望校に入れるだろうか?」
親は親で心配になり、勉強しない子供のふるまいにストレスを感じてしまいます。
ゲームとユーチューブばかりしているので、「ゲーム機を取り上げれば勉強するようになるかな?」、「スマホを取り上げれば勉強始めるかな?」なんて思いますよねぇ。
もう、子供が目に入れば、ストレスになっちゃう感じ。
いかんですねぇ。
子育てにイライラしてストレスを感じてしまう
イライラしたストレスを子供に感じるなら、それはもう何かを変えるべきです。
そのストレスを持ったまま、子供に接しても絶対良いことはありません。
脳というか思考は、ラジオみたいなもの。空間を伝播していきます。
お母さんがイライラした電波は、ちゃんと子供の脳というラジオは受信しています。
お母さんのイライラ・ラジオ放送を受信して、子供はイライラ・ラジオ放送を発信します。
母:いつまでゲームやってるの!勉強は?
子:うるさい!
と、言葉ミサイルの打ち合いになって、さらにストレスをお互いが溜め込むだけです。
子供に対するイライラしたストレスを感じたら、子育てのスタンスを変えるサインと思いましょう。
子育て四訓という言葉があります。
1.乳児はしっかり肌を離すな
2.幼児は肌を離せ手を離すな
3.少年は手を離せ目を離すな
4.青年は目を離せ心を離すな
中学生ほどになったなら、4の青年のランクです。
子育ての究極の目標は、例え親が亡くなったとしても生きていけるという、自立です。
自分で立つ。
子供が青年期を迎えたら、目を離して、子の成長を見守らなくてはならないタイミングなんですね。
でも、どうしたら安心して目を離せるか、ということです。
親の言葉は子供のプログラミング言語、頭の良い自分を染み込ませる
先日の堀尾憲市さんのブログ記事でも書きました。
人間の脳の能力は凄いです。凄すぎます。
これを動かすのが言葉です。
親は、子供の脳というコンピュータを動かすプログラマーです。
「どんな言葉をかけるか」だけで、子供はプログラミングされてしまいます。
そう、良くも悪くも子供を洗脳しちゃうのが親の言葉がけです。
堀尾憲市さんが言うには、子供を東大に行かせるのは簡単です。
「おまえのひいおじいちゃんという人は、凄かった。頭が良かった。村一番の秀才だった。おまえの頭の良さはひいおじいちゃん譲りだな」というような言葉がけをずっとしていけば、東大行けちゃうそうです。
「あれ?僕って頭良いんだ」
言葉のシャワーを浴びているうちに、頭が良いというセルフイメージができちゃうそうです。
そうすると、悪い点数がイヤになって、自分自ら勉強するように環境づくりをし始めるのです。
だから、中学生という青年期を迎えた時こそ、目を離しましょう。
見ててもストレスになっちゃいますからね。
そして、プログラミングです。
朝一番が良いですよ。
「おはよう!今日もかっこいいね(かわいいね)」
こんな親からの一言が、自己肯定感を高めて、かっこいい、かしこい自分を演じ始めますから。
どんどん、自己肯定感を高めてあげましょうよ。
決して、「なに眠たい顔してるの。いつまで起きてたの?」なんて、悪い言葉がけをしちゃいけませんよ。
1日、悪い俺を演じてしまいます。
朝一番の言葉がけは、細心の注意で子供が一番喜ぶセルフイメージをもたせてあげましょうよ。
子育て四訓「青年は目を離せ、心を離すな」
高校受験とか進学とか大学とか、いろいろ子供も岐路があります。
子供が一番、将来のことを考えているはずです。
子供の人生だもの。
我々、大人は子供から目を離して、心を離さないようにしてあげましょう。
心を離さない、というのが、私は言葉がけにあると思います。
「あれしなさい、これしなさい」という指示は、小学生まで。
中学生になったら、存在を認めてあげる、という言葉がけにシフトして、子育てを楽しみませんか。
大人だって、存在を認められるとどんだけでも頑張れるもんね。
特に、夫からのねぎらいの言葉。妻からの感謝の言葉。
こんな言葉があれば、どれだけでも頑張れちゃう。
良い言葉を使っていきたいですね!
子供の脳へのプログラミングはコツがいります。
個性心理學で、子供が響く言葉を見つけましょう。人生、変わりますよ。