高額商品ほど、しっかりとした営業テクニックを持つ営業マンがクロージングする必要がある。

なかなか社長さんが話すように営業スタッフはクロージングを決められません。

なぜだろう。自信の欠如?押しの弱い性格?積極性?

「クロージングの心理技術21」の7、8、9に書かれています。

営業,クロージング,スクリプト

手段と目的を取り違える営業スタッフ

先日、電気炊飯ジャーを買うため、私と妻と一緒に家電店に行きました。

私はジャーを購入するという目的。

値段ありき、で、特に興味のないスポンサーです。

そして妻は、美味しいご飯が炊けるジャーを探すという目的。

2人は、ジャーを求めていても目的が違っているんですよね。

さて、営業スタッフさんです。

私は値段への質問。

妻は美味しいかどうかの質問。

もしも高いジャーを買わせるなら、妻と営業トークをあわせた方が良いでしょう。

そして妻を味方につけた上で、値段上の納得を私とさせるなら、素晴らしい結果になったでしょうね。

お客様が買う理由と裏側

「クロージングの心理技術21」の8番目。

理論的に買う理由があることは大事。

車を買うなら、4人家族で子供がいるならワゴン車を買う理由はいくらでもある。

でも、男性が車を買う時、それだけじゃ、ないよね。

車って、自分の部屋みたいなものだから、こだわりの塊。

そこを「裏側」として営業トークを巧みに使うってのがこの章。

心得ておくと、営業が豊かになるよねぇ。

営業マンに読ませておくと良い部分w

気のないお客を変える、「信念を揺るがす」

お客様は営業スタッフより商品知識を知るわけありません。

買うか買わないでおくか。

「買わない」と半分、お客様が決めているような時に使える心理技術です。

「クロージングの心理技術21」の9番目。

ま、聞き出すテクニックが必要ですが、論理的な方に有効です。

蟻の一穴、信念を崩すという技術。

営業って面白いですね。

営業スタッフにクロージングという瀬戸際で使える武器を準備させておく

本書を営業スタッフ全員に読ませて、会社で使うにはどうしたらよいか、会議すると良いですよ。

どうしても社長や専務の営業経験をベースに組み立てると、偏ってしまうものです。

教える側は、なんでできないんだ、とイライラします。

このミスコミュニケーションは、チームにとって辛い。

教育がパワハラの場になりかねない。

本書で、クロージングを新たにテーブルの上に置いて組み立てていくのは良い研修になるはずです。

間違いなく営業精度が上がり、打率があがるでしょうね。

クロージング,心理技術

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