婚活パーティー疲れ、よく聞きます。

地方でも行政機関で「婚活パーティー」を開催します。

参加すると、男性陣も女性陣もよく見たメンバー。前回と変わらないとか。

新しい女性がいるとそこに群がる男性陣。

ああいうところに分け入って行く自信がないんです、とうちのお客様も言ってました。

婚活パーティーって、本当に消耗して疲れます。行くべきじゃない。

市でも村でも町おこしの一環で婚活パーティーを企画してくれます。

有り難いことですが、私も街のイベントボランティアをしてますので主催者側の悩みも知っています。

それは、婚活パーティーの参加者集め。

男性陣が多すぎても、女性陣が多すぎても、会の盛り上がりは難しい。

そして参加者が少なすぎても盛り上がらない。

なので、サクラと言うのは言葉が強すぎるかもしれませんが、「人数が合わないので、頼むから出てくれ」と無理くり、結婚する気もない人を参加してもらうこともあります。

また、婚活パーティーが仕事のイベント会社の場合は、バイトを雇ってでもイベントを開催しなければ損失になりますから、サクラが入る可能性は増します。

これは、非難しているのではなくて、ビジネスの仕組み上、しょうがないことだと思いますし、サクラを雇ってでもイベントを実行してくれることは企業努力だと思います。

そういう形で参加しても恋愛に発展することもあるでしょうしね。

サクラを婚活パーティーで雇ってでも、開催しなくてはならない理由が主催者や企画者にはあるわけです。

これは犯罪でも詐欺でもなくて、企業努力で参加するお客様をもてなそうという事の一環です。

参加者に楽しい時間を過ごして、できればカップルになって欲しい、という事です。

しかし、残念なのは、真剣に結婚相手を探しに来ている人にとって、サクラという不純物が混じっている事です。

結婚する気もない相手に、どんな気の利いた会話をしたとしても、気に入られそうなオシャレをしたとしても、うわずったまま、どこへも行き着きません。

「俺の何がダメなんだろう」と疲れて落ち込んで帰ってくるだけです。

結婚や交際にまじめな方ほど、苦しみが生まれるのが婚活パーティーのミスマッチングです。

もう、婚活パーティーなんて行かなくていいんです。

婚活パーティーは、いつかは結婚したいけどまだ遊んでいたい、出会いが欲しい、という若者向けのイベントですので、結婚に真摯なあなたが行って満足できるイベントではないんです。

ほんの３０～４０年前、恋愛結婚と見合い結婚とは半分半分だったんですよ。

結婚って、お見合いで相手探しをすることがメジャーだったんです。

これはよくできていて、恋愛って誰もが得意じゃありません。

かなりの高等テクニック。

恋愛が普通にこなせる人種と、恋愛が苦手な人種と、あると思うんです。

だって、人づきあいが得意な人と苦手な人というように、恋愛の得手不得手があるわけです。

なのに、いつのまにか、恋愛しないとダメみたいな風潮が根付いてしまいました。

だから、婚活パーティーで苦しむ人、疲れる人が多くなるわけです。

人と人との距離の縮め方は、人それぞれです。

昔は、周りが気遣って適齢期になると「この人なんてどう？」と見合い相手を探してくれました。

その後、結婚というフレームの中で安心して相手との距離を縮めていくわけです。

結婚してから、どんどん好きになっていく、という恋愛のような、ね。

今と反対ですよね。

結婚前に恋愛という道もあるし、結婚後に恋愛という道もある。

どちらも幸せになれるなら、同じです。

そして、今すぐにでも結婚したい、と真剣なら、後者の道を選ばれたらいかがでしょう。

結婚相談所で、お見合いをして真剣な相手と時間を過ごすべきです。